三皿園の土作り
健康な土づくりから始まるオーガニック(有機)栽培
有機栽培で最も大切なのが土作りです。健康な土には病気にも虫にも負けない元気な果樹が育ちます。理想の「土」は、ふかふかで水はけがよく、養分をたっぷりと含んだ土と水と空気がバランスよく含まれるもの。土作りを手伝ってくれるのは生態系の生き物たちです。ミミズやダンゴムシは落ち葉や枯れ草を食べて有機物にし、さらに地中の微生物たちがそれをもっと細かい栄養分にしてくれます。三皿園の園地にはたくさんの生き物たちが一生懸命土作りをしてくれているのです。
ぼかし肥料
「ぼかし」とは、原形をぼかしてしまうという意味で、有機肥料を微生物によって発酵させることから「ぼかし肥料」と呼ばれます。
三皿園のぼかし肥料は、EM菌、米ぬか、魚かす、特殊な海藻、にがりなどを独自のバランスで配合しています。柑橘の味を良くし、地中の微生物を繁殖しやすくする理想の配合率を見つけるまでには何度も失敗を重ねて長い時間がかかりました。今では年に4回、1回当たり400kgの量を園地にまいています。