有機栽培について

有機栽培

私の小学生時代は、野山を駆け回っていました。特に蜘蛛の相撲が好きでした。黄金色に輝く蜘蛛、誰の蜘蛛よりも強い蜘蛛を持っているのが自慢でした。その黄金蜘蛛が、小学6年生の夏から突然いなくなりました。覚えているのは、短冊状の赤い紙が掲示されたみかん園です。今思えば、益虫、害虫の区別なく、すべての虫を殺す、毒劇物の使用です。


みかん農家の長男であった私は、静岡大学農学部柑橘学研究室に進学しました。67年(昭和42年)当時、大学、農業団体で学んだみかん栽培は、化学農業、化学肥料を大量に投与する方法でした。農協を通じて販売していましたので、市場価格が高く安定している品種を大面積栽培し、いかに反収を上げるかという栽培方法です。
しかし37歳の時、突然全身にジンマシンが発症し、毎日4時間、1年中苦しみました。病院でも原因は特定できず、薬を飲み続けると発症しないが、薬を飲まない日が続くと、また発症するという繰り返しでした。こんなに体に悪い栽培方法で、農協・市場経由で消費者の方にみかんを販売する農業経営は続けられないと思い、一度はみかん栽培をやめましたが、3万本の苗木を育てた努力は、何物にも代え難く、結局1年間のブランクの末、再びみかん栽培を行う決心をし、それまでの化学農業、化学肥料を大量に使う栽培はやめようと考えました。ちょうどその頃、EM(有機微生物群)を農業に活用するという話を農協の指導員から聞き、調査研究を進めました。

有機栽培

当初2年間は、30アールほどで試験的に、化学農薬、化学肥料を使用しないで、EMを散布しはじめました。年間10回ほどの散布に限られ、面積も少ないため、生産したみかんは惨憺(さんたん)たるものでした。しかし父親をはじめとして徐々に家族の理解も得られた中で、新たなみかん栽培を始めて数十年。今、当社のみかん園には、こどもの頃に見たいろいろな蜘蛛が戻ってきました。


三皿園ではこれからも、後継者となるリーダーを育て、有機栽培の礎にしたいと思っています。社是「美味、自然、健康、安心」をモットーとし、有機の里を作りたいと思います。

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